横浜FCの戦力評価:61点

FW:12点

イバ、皆川とJ1昇格に貢献した2選手に加え、京都サンガから一美を補強したが、J1全体を見渡すとかなり見劣りすることは否めない。イバは年齢的にピークを過ぎているが、それでも実力者であることは確かなので、イバに期待したい。

MF:13点

こちらも台所事情はFW陣と同様に手薄である。経験のある選手は豊富にいるものの、やはり選手としてのピークを過ぎて久しく、特にフィジカル面での衰えはチームのディフェンス面での負担となるため、起用はJ2以上に限定的となるだろう。それでも中村俊輔の奮起に期待したく、FKでの得点を量産したい。

DF、GK:13点

伊野波、カルフィン・ヨンアピンなどの経験のある選手がDFにも揃っている。DFは経験、読み、メンタル面での差が比較的つきやすく、経験を活かして失点を減らしたい。マギーニョを川崎から補強しており、おそらく3バック夫人が予想されることから、起用は右ウィングバックになりそう。

選手層:10点

選手層が薄いのは仕方ない。J1では劣勢を強いられる戦いや、失点が先行するケースが多くなるはずであり、状況を変えられるイケイケの選手がサブ組にほしい。大卒選手を中心とした即戦力の補強がもう少し必要では。

監督:13点

J2からの昇格を果たした下平監督の手腕は評価すべき。ここでさらにJ1残留を果たせれば、監督としての株が上がるはず。戦力的には難しいシーズンになることは間違いなく、まずは守備の構築が先決だろう。

総評

J2を2位で終え、自動昇格からのJ1挑戦となった今シーズンは、とにかく残留することが目標。他チームに比べて戦力が乏しいことは誰の目にも明らかであるが、J1を盛り上げるためにもカズ、中村俊輔を筆頭に頑張ってほしい。大分トリニータのように弱者の戦い方をせず、攻めのチーム構築ができると面白い。